でんげきhb 神無月

原材料

このところフランスパン用とされる中力粉を使っている。焼くのはもちろん食パン。強力粉を使う時には薄力粉をブレンドするが、中力粉だと単独でも使える。焼き上がりの形状、高さはでないが、ちんまりまとまり吉。白身は口どけよく好みの食感になる。アレンジせずに単独で楽しめる粉だ。ほとんどプレーン食パン「デジマ」を焼くのに使った。原料は小麦粉と粉末麦芽、小麦の生産国はアメリカとカナダ。

天然酵母「タマノイ」

久しぶりにホームベーカリーで種おこし*1して、天然酵母で焼いてみた。材料は天然酵母、中力粉、砂糖、塩、水。ドライイーストで焼くより、さらに〈食パンは粉の調製品だ〉という感が強い。気に入った。焼き上がり当日、翌日と少しずつ変わる風味も楽しい。ライ麦を少し入れても良。
これからは天然酵母の使用頻度を高くしよう。と、また通販で元種を発注しようとする凡だった。人間はパンを焼く動物であり、買い物する動物だ。

天然酵母 無塩の試行

天然酵母を使って、もう一味違った品を、と思い、無塩食パンを焼いた。

その壱

いつもは低い山型に焼き上がるのに、今回トップはほとんど平面、立方体に近くなった。表面はツヤツヤ、外皮は堅め。白身には中小の気泡がぽこぽこ。多くの人は、これを失敗作と云う。が、凡としては(どういう作用かは解らないが)角型が焼けてうれしい。
味は……ピザの生地、うどん、ナン、イングリッシュマフィン、餅? これらの特徴を少しずつ含んだような風味。薄味、ちょっと和風な味わいかも。対外的には「何かに近いけど、とにかく無塩食パンの味がする」ということにしておこう。多くの人は、これを失敗作と云う。が、凡としては気に入った。

その弐

もう一度、少し条件を変えて無塩食パンを焼いてみようと思う。こんな時には〈オリーブオイルにきけ〉ということで、小さじ二分の一強、オリーブ油を加えてみた。
結果、外見は前回と同じ立方体、表面はさらにツヤがでたような気が。外皮と白身ともにキモチ柔らかくなったか?といっても、ふつうの食パンと比べると堅いのだが、パンナイフで切るのがラク、という利点と取る。風味は前回とほとんど同じだった。

結果

ふっくらした山型、中はふわふわ、口当たりのよい食パンを求めるかたにはオススメしません。天然酵母で無塩食パン、コードネームはヒミツにしておく。

鬼がわらう

手捏ねのパン作りの本を少し読んでみた。パンの種類、レシピごとに易/中/難の作業難易度がついている。「易」のレシピでも凡には引っかかりそうな工程やら技やらあって、なかなか着手できない。三回やってみて初めて、他の人のスタートラインに近づける凡だから。「レッスンあるのみ」と別の本で某-祥子さまも云っていた。だけど、そのうちやってみよう、とか思っていると、来年になってるんだろうなあ。
ホームベーカリーで食パンを焼くのに製パン技術は不要。それでも自分なりに小麦粉のいろいろ、材料の組み合わせと焼き上がりが味わえる。楽器演奏ができなくても楽曲をたのしめる、カラオケのようなものか。

*1:電源入れて24時間放置。