東博にて

前日に続いて東京国立博物館。本館と東洋館、一日では見きれない。
パラソルをさして 使用上の注意
正門すぐの処に日傘サービス。去年もあった。毎年恒例なのか。
二日目は東洋館→本館一階を拝見。簡単にメモ。

インド・東南アジアの染織 東洋館 アジアギャラリー(2005年4月19日〜7月10日)

  • ヒンドゥー教説話絵」制作地=インドネシア・バリ島、19〜20世紀
    • 仏教絵本の織物版だろうか。
  • 「霊船布」制作地=インドネシアスマトラ島・クロエ、19〜20世紀
    • れいせんふ。英題は“Funerary Cloth, Weft Figured Weave”。霊船はあの世への渡し舟か。舟上に5棟の家屋。

東南アジアの美術工芸 東洋館 アジアギャラリー(2005年4月26日〜7月10日)

インドネシアの伝家の宝刀〈クリス〉、刀と鞘の展示。彫刻の施された波形の刀身は、戦闘用ではなくステイタスシンボルだな。おもしろく初見。

中国の陶磁 宋〜清時代の陶磁 東洋館 アジアギャラリー(2005年4月26日〜9月11日)

  • 「澱青釉紫紅斑碗」鈞窯、金時代・12〜13世紀
    • 紫の斑紋がおもしろい。影絵のようだ。
  • 「柿釉金銀彩牡丹文碗」定窯 伝陝西省楡林出土、北宋時代・11〜12世紀
    • 茶色っぽい柿釉、初見。

彫刻 本館 日本ギャラリー(2005年5月31日〜9月4日)

弁才天坐像」(鎌倉時代・13世紀)、「吉祥天立像」(平安時代・11世紀)を見ることができた。
「仏涅槃像」(平安時代・12世紀)を撮影。横たわる姿で撮られることが多いので、頭頂と足裏から。
涅槃像・頭頂 涅槃像・足裏
そして、きょうは仏影も撮ってみた。下の右側は、このコーナーの「千手観音菩薩立像(三躯)」(鎌倉時代)、左側は〈仏教の興隆 飛鳥・奈良〉コーナーの「観音菩薩立像(百済観音)」(模造)。
仏影・ジミヘンのカバー 仏影・君は千手観音

陶磁 本館 日本ギャラリー(2005年6月7日〜9月4日)

  • 「白濁釉割山椒鉢」上野、安土桃山〜江戸時代・17世紀
  • 「白濁釉把手付水注」高取、江戸時代・17世紀

間近に見て、さわってみたい。白濁釉に弱いか?凡。

刀剣 本館 日本ギャラリー(2005年6月14日〜9月11日)

刀装小道具をおもしろく見た。夏季を意識してか〈蟹〉図が多かったかな。持ち帰りたい品は「枝垂柳猿猴透鐔」。
切支丹の意匠「切支丹透鐔」信家(安土桃山時代・16世紀)、不詳だが、線刻は桐?それでキリシタンとか云わないよね……

楽しく巡回した。また展示替えされたら拝見に来よう。