都美術館にて
先日、東京都美術館で「フィレンツェ 芸術都市の誕生」展(2004年10月23日〜12月19日)を拝見した。
構成。
- 都市 La citta
- 絵画 La Pittura
- 彫刻 La sculture
- 金工 La metallurgia
- 建築と居住文化 L'architettura La civitra dell'abitare
- 織物 La tessiture
- 医学・科学 Medicina e Scienza
印象的だったのは《医学・科学》というセクションが設けられていたこと。
- フラ・アンジェリコ「助祭ユスティニアヌスを治癒する聖コスマスと聖ダミアヌス」1438- 40年、板・テンペラ、サン・マルコ美術館
- ジョルジョ・ヴァザーリ「聖コスマスに擬したコジモ・イル・ヴェッキオの肖像」
- ジョルジョ・ヴァザーリ「聖ダミアヌスに擬したコジモ・デ・メディチ1世の肖像」1450年代後半、板絵、パラッツォ・ヴェッキオ
〈医神・医聖の像〉関連(id:kashoh:20041006)に追記。
フィレンツェなら、もっとディープな医術もの展示が可能だろうけど、「助祭〜」と「聖〜に擬した〜の肖像」の絵葉書が発行されていて、入手できたのでヨシとしよう。
近所の東京藝術大学大学美術館では企画展「HANGA 東西交流の波」*1を開催中(2004年11月13日〜2005年1月16日)。こちらでは『医範提綱内象銅版図』が展示されていて、亜欧堂田善/版刻の解剖図を幾つか見ることができた。