1498)7,462,582 歩

朝
・食パン (神戸屋 オレンジブレッド)
・シリアル(ケロッグ オールブラン)
・牛乳
・紅 茶 (QUEEN'S ISETAN リラックスティ No.6 キャンディ)
昼
・カロリーメイトお菓子のポルシェ こんぺん
・麦茶
・果実野菜ジュース
夜
・ご飯
・味噌汁
・いわしハンバーグ
・カボチャ煮、昆布煮
・烏龍茶
・鎌倉五郎 黒豆どらやき

雑 感
「神戸屋 オレンジブレッド」山型・小型
[総合:★★★☆☆、マーマレー度:★★★★☆]
食パンとオレンジマーマレードを一括した品。
夏なので冷蔵庫で保管、トーストせずに冷えたまま食べた。

「お菓子のポルシェ こんぺん」
知人が沖縄産品のショップで購入、いただいた。
ハードな甘食に、ピーナツペーストが入っている。
熱い彼の地の“土”を思わせる品だった。


 真夏らしい日。日本の南に台風10号が発生している。

 東京ステーションギャラリーへ展覧会を見に行く。久しぶりに来館。
企画展「描かれた旅とロマン??鉄道と絵画」(Railways in Art: Invention the Modern)。
四部構成。
 I 19世紀イギリス 19th Century England
 II 19世紀フランス 19th Century France
 III 20世紀ヨーロッパ・アメリカ 20th Century Europe and America
 IV 近代日本 Modern Japan
油彩、版画、写真など約130点。以下、雑感。

《I 19世紀イギリス 19th Century England》
イントロは鉄道絵画の先駆、ターナーの紹介。
そして凡の見たかったイギリスの風俗画。
鉄道駅プラットホームの群集や列車内で移動時間を過ごす人びとの様子。
当時、駅は最新スポットで蒸気機関車は馬車に代わるハイテク・マシーン。
そこに集う乗客の風体や人間関係も見どころ。

ヴィクトリア朝というと立身出世、階級と連想する。
エイブラハム・ソロモンの連作、一作目は二等車、二作目は一等車のシーン。
主な人物の出世に伴って、クッションとカーテンのグレードが より快適に上がっていた。

オーガスタス・エッグ「旅の道連れ」は、チケット画像。
同じ服装の女性二人が向かいあって坐り、ほぼ左右対照的に描かれている。
画面左側の女性は居眠りし、右側の女性は読書している。
座席のかたわらには、左側は果物の籠、右側はバラの花。
解説パネルでは、居眠り/読書を、怠惰/勤勉と読んでいた。
電車内の過ごしかたは、ちょっと前まで睡眠、読書が大半だったが、いまは携帯電話の
操作が読書を上回っているように思える。

フリス「鉄道の駅」は、本人による1/2レプリカ。
駅のプラットホームのシーン。風俗画+群集画+鉄道絵画と、見ておトクな気分になれる絵だ。
様ざまな階級職業の老若男女で演じられる、数かずのドラマが、画面に配置されている。
画面右下には警察vs.犯人による逮捕劇あり。サービス精神が感じられる(?)。
左下には犬も居るが、たぶん猫は描かれていないだろう。
群集画で猫を見かけないが、パブリックな場面には描かれない動物なのかも。

隣には、さらに増犬したジョージ・アールの絵。
こちらもプラットホーム群像。狩猟シーズンを前にスコットランドへ移動する人びと。
ゴルフクラブ、テニスのラケット、釣り道具も持参する。有閑階級の皆さんだ。
猟犬を数えてみたら、20頭ほど。同種の犬を3頭ずつ連れている。
ほかに小型の愛玩犬を抱えた奥様もいた。
質のいい犬たち。ご主人様と一緒に汽車旅を楽しんだろうか。

1830〜40年代の鉄道版画(多色刷り)あり。
トンネル、高架橋など。高さ深さと奥行きの光景は、自然+工学ピクチャレスク。
景観の分野でも交通革命か??と興味ぶかい。
絵葉書がほしかったが発行されてなかった。
まさに“絵葉書のような”と云われるようなシーンなのだが。
トンネルの図版で、ジョン・マーティンの銅版画を思い出した。

車体を真横から描いた図版があった。
展覧会全体を通しても、正面から電車の顔を描いたものは無かった。

《II 19世紀フランス 19th Century France》
フランスは諷刺画とリアリズムで始まる。
トップバッターは、ドーミエの版画集『鉄道の相貌』。
混雑するビュッフェ、苛酷な屋上車、乗車時の椅子取り、すし詰め車両。
前コーナーはブルジョワジーの活人画的な汽車旅だったが、ドーミエは庶民で体感的。
こちらのほうが現代の鉄道事情(特に通勤時)に近い。

旧サン・ラザール駅を描いた油彩。神殿、柱廊のような駅舎。荘厳、クラシカル。
そして蒸気の印象派ものが数点。モネとルノワール。つい飛ばしてしまった。

《III 20世紀ヨーロッパ・アメリカ 20th Century Europe and America》
19世紀にも鉄道事故は描かれてきたが、20世紀のコーナーに〈鉄道と死〉の図像あり。
直接事故を描いたものではなく、譬喩的な作品。
パウル・ビュルクの版画集『死の舞踏』収録の「鉄道」は、走る列車の上空を骸骨が伴走
(というより飛行)している。
ダンス・マカーブルにも交通革命の波が。
マックス・クリンガーの版画集『死について』収録の「線路の上で」は線路に寝そべる骸骨。
どちらもモノクロだが引きつけられた作品で、画集の他作品も見たく思う。

レナード・キャンベル・テイラー「食堂車」。
1935年の作。当時は、どんなメニューが供されていたのか? 
期待したが、卓上にはコーヒーしか出ていなかった。食事中の人はおらず。
展全体で画中見かけた食べ物といえば、赤松麟作「夜汽車」(チラシ表の画像)の通路に
捨てられたミカンくらい。
こちらは1901年の作、ずっと前から汽車にミカンは基本アイテムだったのか。

ポスターが幾つか。
ロシア構成主義の鉄道ポスターの構図、赤と暗色がカッコイイ。
カッサンドルのポスターは必須アイテムか。
モノクロ写真もあり。ケルテスら。

シュールレアリスム方面の作品が幾つか。エルンスト、デルヴォーマグリット、キリコ。
エルンスト『慈善週間 あるいは七大元素』の、コンパートメント内に縛められた美女は
密室の危険な雰囲気。鉄路を走る地下室か。
デルヴォー「夜の通り(散歩する女たちと学者)」。
外の通りを散歩している(それもトップレスで)のは女性だけで、学者(男性)は室内で
アンモナイトを観察している。
街路から、ちらりと見える機関車は、煙突から少し煙を出している。
この絵は画集や絵葉書で見た覚えがあるが、汽車を意識というより認識していなかった。

通路に日本の鉄道写真、日米の鉄道版画あり。
杉浦非水のポスター「南満洲鉄道株式会社」1917年が、おもしろかった。アール・ヌーヴォー風?
奈良朝の朝服を着た有翼の女神が、左右に翼のついた車輪に載っている。右手に榊、左手に灯火。
先に行った企画展「ウィーンの夢と憧れ 世紀末のグラフィック・アート」で見たポスターを
思い出す。
自動車大会のポスター? とうろ覚え。作者名、作品名はメモ取らなかったので不明。
女性が車軸を握った手の上に載っていて、右手にゴーグル、左手にラッパ型クラクションを
持っていた。
誰の何という作品か気になるが、そのうち何かの本に載っているのを見つけるだろう。

『カリア&アイヴズ石版画』
19世紀アメリカの社会、生活、趣味などを石版化した画集のようだ。
ここでは鉄道関連のみの展示だが、このほかの作品・全体を見たい。
向かいには、日本の鉄道版画が並んでいた。木版の鉄道錦絵から石版画。

《IV 近代日本 Modern Japan》
ほとんどが洋画、油彩。
印象派、フォービスム、エコルドパリ風など手法流派いろいろな、鉄道のある風景。
このコーナーでのチェック項目は、何処が描かれたか。
  大塚−池袋、京橋、上野、下十条(十条)、新橋、田端、下板橋、京都、新橋、
  新宿、浅草、水道橋 など。京都もあったかな。

特定の場所を描いていない作品で、おもしろかったのは福沢一郎「風景(人間嫌ひ)」。
青空の下、一人しか乗客を載せていない蒸気機関車が走っていく。
人間嫌いの乗客なのか、機関車が人間を嫌っている(乗せない)のか?
鉄道といえば気になるのは“幽霊列車”。
この展覧会にも来ているのか、そして世界初の幽霊列車は、いつ何処に出現したのか、
幽〜の前提としては、夜行列車の運行があるだろう、夜走るのが基本だろうから…
などと思いつつ会場を見まわっていたが、この絵も白昼の幽霊列車のように思えた。
人間嫌ひの隣には小林猶治郎「廃車」が並び、いい取りあわせ。
機関車の亡骸だが、妙にビビッドに彩色されている。

赤帽さんの絵あり。
この展では、駅員、機関士らをメインにした絵が ほとんど無かったような。

展示エリアから出て、出入口前で絵葉書を購入。100円/枚。
発行点数はあるが、同種の作品から微妙に凡の好みとズレた作品が選ばれている。
それでも数点購入。
なかなか楽しい展覧会だった。久しぶりに煉瓦の壁も見たし、よかった。
どのコーナーもそれぞれおもしろかったが、特にヴィクトリア朝の絵が楽しめた。


 東京駅北口へ。
ここはポケモン・スタンプラリーのゴール地点になっている。
ラリーの賞品(ビーチボール、エナメルポーチ)を引き換える親子連れの長蛇の列が
出来ていた。
横には、ポケモン・キャラ(の絵看板)との記念撮影コーナーがあり、ここも長い列。
看板が顔出しでないのが残念。

大丸百貨店の食品売場へ行く。おもに菓子とパンを見る。
いまの時季、売場は帰省・東京みやげに重点を置いている。店内、活気があった。
パン屋でフルーツ入りのパンを購入。和菓子屋で どら焼きを購入。
帰路につく。


 「夢りんりん丸」(先週ビデオ録りしたもの)を見ながら夕食。
オープニング曲は、今週からバンドが弾いている?(いままでフリだったような。)
テーマは海。海へ行きたいムージュン… 
夢りんりん丸って、海を走っている船ではないのか? 
では海でなく何処を航行しているのか? それとも陸上しか走れない? 
などと疑問を持ってはいけないんだよね。
ゲストは おどろんぱ 5名様。
バンドとゲストの顔合わせで演奏されたのは、太陽にほえろ!「紹介」のテーマ(仮)。
ゲストの男性三人は、キッチリ役割分担されている。コミカル、王子様、ストリート系。
コミカル役の人は最後のダンス曲でギターのかたの横に立ったとき、弾くマネをするなど
お茶目。
「チェッチェッコリ」は新バージョン。
ミーオ時代のスペイシーなアレンジから、プリティ・ウーマン風のリフになった。
「私の愛」の演奏が、ますますアツくなってきた。
微熱を帯びたようなギターが印象的だった。

食後に「鎌倉五郎 黒豆どらやき」を食べた。大丸で購入した品。
形状は、銀のぶどう正彦作のどら焼きと同様。
黒豆の粒がハッキリ味わえて楽しめた。