東博にて

東京国立博物館・本館(日本ギャラリー)*1で図像分を摂取してきた。一ヶ月ぶりくらいか? もう図像分が底をつきかけていたのだった。

特集陳列 幕末の怪しき仏画 狩野一信の五百羅漢図

前回来館時に拝見して、すごく気に入ったので再見。作品の名札に並べられた解説板*2を参考にしながら見廻る。鮮やかな彩色と明暗、密度の濃い構図、描かれた動物たち、餓鬼や亡者が目を引く。白澤や洗象に注目。やはりおもしろい。展示期間中、もう一度見たい。

国宝室 地獄草紙

一信の50幅を見たあとでは思ったより薄い印象。スケールと色合いを至近距離で確認できたのでヨシとする。

書画の展開 安土桃山・江戸

狩野山楽「巣父図」、三井親和「唐詩屏風」がよかった。

ちょっと休憩 きょうの光景

本館から庭園を撮影。
きょうは〈春の庭園開放〉期間中だが、風が強かったので現地散策を断念。屋内からちょっと様子をうかがってみた。

特集陳列 お雛様と日本の人形

〈お雛様〉の部

凡は犬筥、天児と這子(だけ)に注目。
  犬筥(銀箔押)の正面と尻面。
中央が天児(あまがつ)。這子(ほうこ)→ ことしも見ることができてうれしい。

〈日本の人形〉の部

注目は嵯峨人形(首振り嵯峨)の老獪な表情。犬コロを抱えている。
 

日本の博物学シリーズ 特集陳列 医学―医学館旧蔵資料を中心に

まず入り口で「神農図」に挨拶。楊月/筆の神農は左手のツルハシで採取したと思われる(薬)草を右手にテイスティング中。手足のツメするどく長い。葉衣をまとっている。
 出口には「人体模型」。
  

彫刻

 十二神将立像から、きょうの「兄貴!」。ピンボケでスミマセン。

日曜のひとときを楽しく過ごすことができた。次の展示も楽しみだ。

*1:東洋館はメンテのため休館。

*2:前回は無かったような気がする。