クリスマス、蝋燭と本


去年の12月、上野の国立西洋美術館へ常設展を拝見に行った。絵のなかに描かれた書物に注目しながら見廻った。長くツメをのばした人物は見あたらなかった。
ちょうど来館者へクリスマスプレゼントを配付している時期だった。いただいたのは左側、緑の台紙にセットされた絵葉書と常設展観覧券(2005年1〜2月有効)。ごちそうさまです。絵葉書は企画展「ジョルジュ・ド・ラ・トゥール展」(2005年3月8日〜5月29日)の広告用か。図柄は「聖ヨセフの夢」。右側に展覧会チラシを敷いてみた。
三月からの企画展、展示も物販も楽しみだ。どんな絵葉書が入手できるか。チラシ図像「蚤をとる女」には蝋燭が描かれている。この蝋燭をプリントしたライター、お香入りの缶ケースなどあったらおもしろい。
チラシ上の本にも蝋燭。久世光彦/著『怖い絵』は、その日ミュージアムショップで購入した。取り上げている絵画は好みのものが多かったが、深い淵を覗かせる怖い本だった。表紙は「蝋燭劇場」の章で言及されている高島野十郎/画「蝋燭」。ショップで掛けてくれたブックカバーは「考える人」(横倒しにしてゴメン)がデザインされた館オリジナルのもの。左側に敷いた。シャレた色とデザインで良い。
新潟県三条市の蝋燭イベント「献灯祭」(1月14〜15日)、市のページ新聞記事。ビップにジャクセンらか……。