絵葉書日乘

手持ち物件。

  • アルベルト・クリューガー《死神のいるベックリーンの自画像》1899、木口木版|ブリヂストン美術館
    • 死神は一弦だけのバイオリンを弾いている。蝋燭の芯が短くなっているということか。メメント・モリ
  • パブロ・ピカソ《怪獣を見つめる四人の子供》1934、エッチングブリヂストン美術館
    • 怪獣はキメラ。牛の頭と鶏の足と… いろいろミックスされている。ピカソにこういう奇想画があったとは知らなかった。
  • 藤島武二《黒扇》1908- 09、油彩/カンヴァス|ブリヂストン美術館
    • 〈持っている女-1〉。白いドレスを着て白いヴェールを被った黒髪の女性が、胸の前でひらいた黒い扇を持っている。
    • 常設展示室で実見(2004年5月)。
    • 「巨匠たちのまなざし マネ、モネ、ルノワールから20世紀へ」(ブリヂストン美術館、2004年6月11日〜10月3日)にて実見。
  • ウジェーヌ・グラッセ《硫酸魔》1894、写真凸版/ステンシルによる手彩色|ブリヂストン美術館
    • 〈持っている女-2〉。黒いドレスを着たブルネットの女性が、朱い夕焼けを背景に、硫酸を入れた碗を持っている。
    • めずらしい図像。絵葉書で発行されて、うれしい物件。

〈持っている女〉二葉を絵葉書アルバムに並べてよろこぶ。

金属製の杯を〈持っている女〉。国立西洋美術館のロセッティ「愛の杯 The Loving Cup」1867年の絵葉書もあり。《硫酸魔》とならべたい物件。
http://bunka4.nii.ac.jp/jp/heritage/detail/130011000027.html